日記/2007-9-9

刀剣にちなむ馬名

　ここ数年、デュランダルとかアロンダイトとか、伝説の名刀、名剣からとった名前を持つ馬が活躍してるなあ、という印象を持っていました。
　つい先日、「馬名の意味由来」が含まれるJRA-VANの新データに対応したTARGETがリリースされましたので、早速調べてみました。
　「馬名の意味由来」の中に「刀」「剣」という文字が含まれている馬を抜き出すと、このデータが提供されている2歳から7歳の馬（8歳以上でも一部の馬のものは提供されていますがここでは無視）26629頭中、86頭。うち、オープン馬はアロンダイトとエイシンツルギザンの2頭だけ。しかも後者は検索には引っかかるものの、名刀、名剣からとった名前じゃないので、実質1頭だけが「活躍している馬」ということになるのでは（ちなみにデュランダルは8歳で検索対象外の上に、馬名の意味由来のデータも提供されていません）。
　「オープン馬のみが『活躍している馬』である」とは、基準が厳しすぎるかと思い、勝ち上がり率を比較してみると、「刀剣馬」は86頭中26頭が勝ち上がり（ここでは収得賞金200万円以上で勝ち上がりとします）で、その割合は約30%。対して現4歳馬全体では4868頭中1548頭で約31.7%。両者はほとんど変わりません。
　なんのことはない、私がいい加減な印象を抱いていただけでした。
　ダイワのオーナーは私と同じような印象をもっていたのか、現4歳馬に名前をつけるときには剣シリーズにしたようですね。