洋楽オルタナティヴ・ミュージック・ベスト100

　スタジオ・ボイス387号（2008年3月号）の「洋楽オルタナティヴ・ミュージック・ベスト100」をリストにしてみました。
　各ページに、AmazonSearch プラグイン、YouTubeSearch プラグイン、YahooWebSearch プラグインでの検索結果を表示しています。基本的に、AmazonとYahooは「ミュージシャン名＋アルバム名」で、YouTubeは「ミュージシャン名のみ」での検索結果になっています。
　YouTubeでの検索を「ミュージシャン名のみ」にした理由ですが、「ミュージシャン名＋アルバム名」で検索すると何にもヒットしない場合が多かったから。よって、YouTubeの動画は、リストアップされたミュージシャンに関係はあっても、アルバムとは関係ないものが表示される場合が多いと思います。
　さらに、YouTubeはなかなか面倒で、ミュージシャン名が一般的な名詞の場合、そのミュージシャンとは全く関係ない動画が検索されることが多く（例えば「Suicide」だと自爆テロの瞬間の動画がヒットしたり、「Surgeon」だとアル・ヤンコビックが医者に扮したビデオクリップがヒットしたり）、そういう場合には、できるだけそのミュージシャンに関係がある動画が検索されるようにキーワードを調整しました。それでもまだとんちんかんな動画しか検索されないページが数ページ残っちゃいましたが、許してください。
　さらにさらに、YouTubeがけっこう重い。YouTubeSearch プラグインが使ってるAPIがよろしくないのかなあ……。
　あと、一部のページではYahooの検索結果もあさっての内容が表示されている場合がありますが、見て見ぬふりをしていただければと思います。
　
　「オルタナ」とは何か？というのは、人によってかなり違うんじゃないかと思うのですが、

オルタナといっても90年代のポスト・グランジを指すのではない。
70年代後半に種を蒔かれた”もうひとつの”音楽は
80年代の”実験の夜”を通り過ぎ、90年代にエディットされ、
今ではカルチャー全般に横たわる規範となった。
そして00年代。細分化の果てにもはやオルタナという概念は
無効化してしまったのか？
もしあるとしたら、2010年代に対応するオルタナティヴ・
ミュージックとはどんな音か？

というあおりから始まる、「2010年代の”オルタナ”を展望する決定版！」という副題がついた特集記事「次世代オルタナティヴ・ミュージック・ランキング100!!」の中核をなす洋楽ベスト100のリストがこれ。まあ、スタジオ・ボイスが考える「オルタナ」を示すリスト、という感じでしょうか。
　選者というか、ランキング作成協力者として記載されているのは、佐々木敦、南部真理、野間易通、原雅明、前田毅、三田格、柳沢祐至の7人。
　但し書きとして、「選盤に際して、1977年以降の作品を対象とし、現代音楽及びジャズ、フリージャズ等に属すると思われる作品は除いた」とありました。
　
　それにしても知らないミュージシャンが多いですなあ。
　でも、検索結果のチェックのため、一通りYouTubeでの検索結果の動画を見ましたが、ぐっと来るミュージシャンがけっこういましたよ。目の前にオルタナという新たな沃野が開けた感じ。CDバンバン買っちゃいそうな自分が怖い。
　ま、なんじゃこりゃ、というのも多かったですが。
　
　同じ特集内の、佐々木敦、中原昌也、湯浅学の「オルタナ・サミット2008　”オルタナティヴ”とはなにか？」という鼎談での、中原昌也の発言、

（オルタナとは）貧乏なのに無駄なことをやるっていうのが重要なんですよ！

にはちょっと笑ってしまいました。三島賞や野間新人賞とっても貧乏なんでしょうなあ。