SVN::Webのリモート・リポジトリの認証への場当たり的対応

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2010-6-29

They Live

 

 tvksakusaku」の2010年6月のエンディングテーマは、TOTALFATの「Summer Frequence」だった。
 

 
 このPVの元ネタはなんだったか、なかなか思い出せなかったが、6月も終わろうという頃になって、ようやく思い当たった。
 ジョン・カーペンターのSF映画「ゼイリブ」である。
 

 
 ま、ただそれだけの話。


2010-6-18

Shadowbox.js 3.0.3でスライドショーをpauseで始めるための改造

 

 jQueryを利用したプラグインの、jQshadowbox プラグインでは、LightBox風スクリプトShadowbox.jsを用いています。
 このShadowbox.jsでスライドショー表示の指定を行うと、画像表示と同時にスライドショーが開始されてしまいます。
 2009/09/17に、Shadowbox.js 3.0bでスライドショーをpauseで始めるための改造を行いましたが、いつの間にかShadowbox.jsのバージョンも「b」がとれて「3.0.3」となり、コードもけっこう変わってしまって、この方法は使えなくなってしまいました。
 以前も参照したShadowbox.js本家のサイトの掲示板のこちらのページに、3.0.1での改造法が記されているのですが、3.0.3では変数名が変わっていて(というか、以前のような流儀にもどって)、そのままでは適用できなくなってしまっています。
 そこで、こちらのページに、改造後のコードを示しておきました。書き換えるのは赤字の部分の2箇所です。

 本サイトにインストールされているshadowbox.jsにもこの改造を施してみました。不具合がないかどうか、様子を見てみようと思います。
 このスクリプトを使っているjQshadowbox プラグインの使用例は、こちら


2010-6-15

冲方丁の奥さんと伊集院静の奥さん

 

 「本の雑誌」に、休刊した「噂の真相」に連載されていた「文芸記者日記」がそのまま移籍してきたかのような、「文学賞記者日記」という連載がある。2010年6月号では、吉川英治賞の授賞式や、「天地明察」で新人賞をとった冲方丁の受賞を祝う二次会の模様がレポートされている。以下に、その二次会に「悠然と現れて場をさらった」という伊集院静のスピーチを引用する。ちなみに文中の「重松さん」とは吉川英治文学賞を「十字架」で受賞した重松清のこと。

「冲方丁という名前は何回言っても覚えられない。もうちょっとわかりやすい、浅田次郎とか渡辺淳一とかいうような名前にしてもよかったんじゃないか(笑)。
 『天地明察』は、最初の二ページを読んで、これは大丈夫だと思ったから、(候補作を読む順番の)最後に回したが、思ったとおり、たいへんよかった。文章に品性がある。それにユーモアがある。
 授賞式の時、家族みたいな席にきれいな女がいるなあと思ったが、いま聞いたら、女房だという。美人をもらうということは、将来、非常に苦労する。わたしも女優を嫁にもらって、ずいぶん苦労した(場内笑)。
 だけれども、苦労するというのは文学者にとっては非常にいいことだ。愛というのはいつか壊れるものだから……いや、テレビみたいな、洗濯機みたいなもので、たとえ壊れても──いや、電気製品とはちょっと違うな、そう、机みたいなもんで、きちんと補修すれば、ずっと使っていけるもんだから、心配しなくていい。
 しかしこれだけ背が高くて男前っていうのは──さっき、重松のお祝いの席で、やっぱり作家はぱっと見が悪いほうがいいかもしれないと言ったんだけど(笑)、重松さんや松本清張は、それだけのハンデを持ってがんばったんだよ(場内爆笑)──冲方さんはそのハンデがないぶんだけ苦労すると思う。
 だからね、奥さん、これから、いわれのない女が寄ってきたりすると思うから、気をつけなきゃいけない。作家にとっていちばん大切なのは、いわれなきものを得ないということです。自分で書いた作品以外、どんなものでも手にしてはいけない。
 聞くところによると、本屋大賞というのがあって、これが非常にいい賞らしい。きのう、角川の人と打ち合わせして、来年の本屋大賞を狙おうということになった。次は僕なんで、よろしくお願いします(場内拍手喝采)」

 冲方丁の奥さんって、そんなに美人だったっけ?どっかで見たような気が……と本棚を探っていくと、

「クイック・ジャパン」Vol.60に夫妻の写真が載っているのを見つけた。
 

 
 確かになかなかの美人。
 
 なお、言うまでもないことだが、伊集院静は前妻夏目雅子と死別後、篠ひろ子と再婚している。
 

 

No Item.


2010-6-8

SVN::Webのリモート・リポジトリの認証への場当たり的対応


 SVN::Webは、perlで書かれた、SubversionのWebフロントエンド。Tracのリポジトリ・ブラウザだけを抜き出した感じで、大抵の設定はconfig.yamlに書くだけでOKというお手軽さ。
 ローカルだけではなく、リモートのリポジトリに対応しているのもうれしいが、残念ながらリモート・リポジトリの認証には対応していない模様がうまくいかない。
 そこで、/usr/share/perl5/SVN/Web.pmをちょろちょろっと書き換えて対応してみた。といっても、SVN::ClientSYNOPSYSをそのままコピペしただけ。

--- Web.pm.org	2007-04-30 04:22:51.000000000 +0900
+++ Web.pm	2010-05-30 12:01:06.495000000 +0900
@@ -116,6 +116,13 @@
 
 my $repospool = SVN::Pool->new();
 
+sub simple_prompt {
+    my ($cred,$realm,$default_username,$may_save,$pool) = @_;
+
+    $cred->username($config->{auth}{username});
+    $cred->password($config->{auth}{password});
+}
+
 sub get_repos {
     my($repos) = @_;
 
@@ -142,8 +149,11 @@
 
     eval {
 	$REPOS{$repos}{uri}    ||= $repo_uri;
-	$REPOS{$repos}{ra}     ||= SVN::Ra->new(url  => $repo_uri,
-						pool => $repospool);
+	if(exists $config->{auth}{username} and exists $config->{auth}{password}) {
+		$REPOS{$repos}{ra}     ||= SVN::Ra->new(auth => [SVN::Client::get_simple_provider(),SVN::Client::get_simple_prompt_provider(\&simple_prompt,2),SVN::Client::get_username_provider()],url  => $repo_uri,pool => $repospool);
+	} else {
+	$REPOS{$repos}{ra}     ||= SVN::Ra->new(url  => $repo_uri,pool => $repospool);
+	}
     };
 
     if($@) {
@@ -161,6 +171,7 @@
     }
 }
 
+
 sub get_action {
     my $cfg = shift;
     my $action_pkg;
@@ -263,7 +274,11 @@
 	# Create a default pool for the action's allocation
 	my $pool = SVN::Pool->new_default();
 
-	$REPOS{$cfg->{repos}}{client}   = SVN::Client->new(config => {});
+	if(exists $config->{auth}{username} and exists $config->{auth}{password}) {
+	    $REPOS{$cfg->{repos}}{client}   = new SVN::Client(auth => [SVN::Client::get_simple_provider(),SVN::Client::get_simple_prompt_provider(\&simple_prompt,2),SVN::Client::get_username_provider()],config => {});
+	} else {
+	    $REPOS{$cfg->{repos}}{client}   = SVN::Client->new(config => {});
+	}
 
 	$html = $action->run();
 

 これにより、config.yamlに

auth:
  username: yamada
  password: nanntokakanntoka

とか書いておけば、アクセスするのに認証が必要なリモート・リポジトリもブラウズすることができるようになる。
 本来は、リポジトリごとに認証情報を指定できるようにした方がいいのだろうが、自分がそこまで必要としてないので……。
 
 なお、この対応はUbuntu 10.04 LTSで試してみたのだが、apt-getでlibsvn-web-perlをインストールした場合には、そもそもSVN::Web自体がエラーを吐いて動かない。
 ググって見つけたこちらのページ#3のコメントにある対処(要するに、足りないモジュールをCPANで入れる)により、うまく動作するようになった。参考まで。
 

追記

 遅ればせながら、こんなページを見つけた。

 正論。お説ごもっとも。
 でも、「piggy back でうまくやれ」と言われても、それがうまくいかないから、こんなことしてるわけで……。


2010-6-7

関西美仏巡礼

 

 「日経おとなのOFF美仏巡礼」の「今、見ておくべき美仏ベスト50」を元に、マップを作成してみた。選者は、みうらじゅん、柴門ふみ、山本勉(元東京国立博物館研究員)の「仏像ツウ3氏」。
 このムックは2008年8月発行。裏表紙の広告がSONYの有機ELテレビ(2010年3月国内販売から撤退)のものだったり、立松和平(2010年2月死去)のインタビューが掲載されていたりと、時の流れを感じさせるが、なにしろ仏像が作られたのは何百年、モノによっては千年以上も前であるため、一年前二年前の情報であろうがそんなのは誤差で、今でも「今、見ておくべき」という形容は間違ってはいないだろう。
 記事ではベスト50の仏像が選ばれているが、複数の仏像が同じ寺に所蔵されている場合があること、さらには、1ヶ所だけ離れた福島県から選ばれた勝常寺の「薬師如来坐像」を除外したため、マップ上のマーカーは関西地域の32ヶ所となった。
 寺ごとの各ページでは、寺の所在地のGoogleMap、寺のYahooWebSearchでの検索結果、仏像のGoogleImageでの検索結果をそれぞれ表示している。残念ながらGoogleImageでは、そのものズバリという画像が検索結果に表示されていないページも多いが、そこはご寛恕願いたい。
 

 
 このムックの編集後記に、以下のような、みうらじゅんの2007年の発言が記されている。

仏像ツウ代表のみうらじゅんさんは開口一番、こんなことをおっしゃいました。
「それにしてもさ、仏像はなっかなか流行んないよね」
 世はまさに仏像ブーム。仏像専門誌の創刊も間近に迫っているタイミングのことでした。そのブームの火付け役ともいえるみうらさんのそんな発言にびっくり。しかし、次の一言で納得させられたのでした。
「だってさー、こないだキャバクラで仏像の話したんだけど、全然盛り上がんないわけ。だいたい、仏像と大仏の区別がつかないんだもん」
 確かに、仏像ブームもキャバクラまでは……(笑)。

 この言葉から三年が経過しているが、果たして仏像ブームは今、キャバクラまで届いているだろうか。